これから大学に進学を考えている学生は多くいると思います。
しかし家庭内の金銭的な事情で進学も難しく、奨学金制度を利用している人も少ないないはずです。
バルボサは国立大学看護学部に入学しましたが、親から金銭的な援助を期待できなかったため高校生の時に奨学金制度を利用しました。
奨学金制度が足枷になっている看護師もいたため、今後奨学金を検討している学生に対して奨学金制度のメリット、デメリットや実体験からどのような奨学金制度があったのか、解説していきます。
奨学金制度ー独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)ー
奨学金総額について
もっともメジャなー奨学金制度は、国の独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が提供しているものだと思います。バルボサもこの奨学金制度を使用しました。
まず結論からバルボサの使用制度・金額について
国立看護大学4年生卒業 貸与型(有利子)・見直し利率約0.2%で入学金500,000円+毎月50,000円占めて総額2,900,000円です!!
高校3年の時に奨学金制度についての学校から説明があり申請、必要項目と世帯年収などを記載し、後に入学金、月々いくらの金額を希望するのか申請しました。
奨学金制度は貸与型(有利子と無利子)、給付型の2種類がありますが、給付型と貸与の有利子は選考基準が難しいようです。
奨学金返済について
バルボサの総額2,900,000円の返済について
まず、返済に関わる項目で重要になるのは返済利率・支払い方法の2つになると思います。
返済利率は奨学金にかかる金利のようなものですが、固定・見直しの2種類があり、0.01〜0.3%の利率幅がありこの利率は卒業時に経済動向を踏まえ決まるようです。
返済方法は月賦or月賦+ボーナス払いの方法があります。少しでも早く返したいならボーナス払いも追加すればいいですが、正直繰上げ返済もできるので月賦でいいかなと思います。
私バルボサは見直し利率で年利0.2% 月賦約14,000円 月賦返済回数204回
バルボサは社会人になって数年経ち、どれだけの利息を払っていかないといけないのか…高いんだろうなと思っていました。
しかしこの総額で利率を掛け合わせ約17年、支払い総額……
総額2,950,000円
元金より50,000円程しか増えていません!!正直何十万も生涯で利息を払う必要があったと思っていました…。もちろん借金を抱えているのは変わらないですが、心の余裕ができた気がします。
もし自分が奨学金を利用したらどうなるのか?と思うのなら、JASSOのホームページ内で奨学金返済のシュミレーションが行えるので参考にしてください。
奨学金貸与・返済シュミレーション
普通のキャッシング会社を使用し同じような金額を借りるとして、大体10〜15%程の年利が発生します。
1年だけで計算しても少なくとも30万前後は利息の支払いです。この事実を知らない人は意外に多いような気がします。
借金はいいものではないですがこの利率であれば、学費を自力で捻出はできなかったバルボサにとって結果的に看護師資格を得る事ができたので、良い借金だと今は前向きに思います!
奨学金制度ー病院奨学金編ー
看護学生向けに病院から援助を受けれる奨学金というのもあります。
独立行政法人国立病院機構のホームページでは、将来看護師及び助産師の育成のためという名目で奨学金制度を設けています。
ボルボサはこの奨学金制度があること知りませんでした!
この記事を書いているR2年度の募集病院は全県ではなかったですが、22の県(道県)で募集がありました。対象の病院に直接連絡を取り、面接などの審査の上奨学金を借りることができます。
返済については学生時代に借りていた期間、仮に3年借りてたとして、病院に就職後3年働けば支払う必要がないというものです。
自分が将来働きたい病院が募集をしているなら、応募してみるのも良いかも知れません。
以上踏まえ奨学制度のメリット、デメリットを話します。
奨学金制度のメリット・デメリット
奨学金制度のメリット
- 金銭的な余裕がなくても進学することができる。
- 消費者金融などに比べて、断然安い金利で利用できる。
- 病院の奨学金制度を利用し就職すれば、奨学金返済が免除できる可能性がある。
奨学金制度のデメリット
- 奨学金とはいえ借金を抱えるのと同じであること。
- 病院奨学金制度を利用していたが、病院を早期で辞めたい場合に一括で奨学金で借りていた金額を請求される。
といったところでしょうか。
まとめ
奨学金制度は金銭的に困窮していても、大学等に進学し学ぶ機会を得る点ではとても良い制度だと思います。
バルボサが思うに看護師を目指した高校生の頃には、どの診療科、どの病院に行きたいか全然考えることは出来ていませんでした。
なので病院の奨学金制度を利用するのは、将来の就職の選択肢を狭めてしまう可能性があること。
また就職後に職場が合わず辞めたいのに、今までの奨学金分を一括で請求されることが足枷になり辞めにくいといったこともあるようです。
奨学金制度は上手く活用できれば、あなたの人生を豊かにすることもでき、反対に苦しめてしまう制度でもあると思います。活用する際には家族含め、経験者の声を聞いて考えましょう。
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